2012年10月18日

麻雀の定説

いや……俺の手も勝負手 なら怯むことなくより危険なほうを捨て牌に並べるってのが麻雀の定説だと俺は考えてるだけさ
天牌11巻第7話「麻雀の定説」より


元禄杯2回戦。瞬が国士テンパイ。捨て牌候補がドラの1索、もしくは1萬。対面が北と白を晒してソーズのホンイツまっしぐら、すでに8索が余って捨て牌に出てきているので1索は超危険牌。そこで瞬は1索切りを選択します。実は、1萬は下家のダマ三色に当たる牌でした。なぜ1萬を止めることができたのか不思議に思う成宮が瞬に尋ねたところ、上記の答えが返ってきました。

これは…あまり真似しないほうがいいような気がしますが…。

今回はたまたま1索で当たりませんでしたが、一人ソーズホンイツのテンパイ気配という状況では、1索で当たる可能性が非常に高い。しかもドラなので振り込んだ時のダメージも大きい。ますます1萬を切るべきだと思います。

まぁ、勝負手のときは怯むな、超危険牌のドラであっても勝負しろ!というメッセージに対しては共感できます。

定説その2
続いて、天牌11巻第8話「捨て牌の礼儀」でも"定説"が登場するので、状況説明を交えながら紹介しましょう。

元禄杯3回戦東1局。

瞬の手牌 22455(索)4667(萬)2346(筒)

瞬 6索ツモ。
瞬(5索のハズし時が問題だな 5萬8萬はすでに持たれかそれとも山深?)
瞬 6筒切り。

瞬の手牌 224556(索)4667(萬)234(筒)

対面 5萬切りリーチ。(ちなみに捨て牌に萬子はこの5萬のみ)

観戦者・成宮(待ちは宣言牌のまたぎ筋?)

瞬 5萬ツモ。
成宮(おっとここでカンチャンズッポシ ダマならすぐ釣れるが沖本さんなら強気のリーチ)
瞬 なんと5萬ツモ切り。
成宮(!! おいおい弱気過ぎねえか? 一発は回避できても次なる安全牌は皆無じゃねえかよ)

瞬 8萬ツモ。
成宮(ほら言わんこっちゃない 筋を追うのもいいがあの捨て牌なら筋引っかけの8萬もあるぜ)
瞬 4萬切り。
成宮(一転して強気の打牌)

瞬の手牌 224556(索)6678(萬)234(筒)

瞬 2索ツモ。
瞬 6萬切り。
成宮(ヒュー 通ったか……)

― 瞬と対面がテンパイで流局。

瞬の手牌 2224556(索)678(萬)234(筒)
対面の手牌 34(索)333789(萬)123(筒)中中

ここで瞬、定説を披露。
瞬(一瞬でも切り遅れを意識した牌は どんな状況になっても打牌選択に入れないってのも俺の定説さ)


瞬が5索のハズし時を迷っているときにリーチがかかったので、これは切り遅れと感じたのでしょう。見事な5索止めです。しかし、対面の捨て牌に萬子が宣言牌の5萬だけなのに、4萬6萬を切るというのはかなり無謀な気がします。

瞬の打牌考察
確率論から言えば、瞬の打牌選択はめちゃくちゃです。

例えば、AとBどちらかが当たり牌で、どちらかを切らなければならないとします。Aが当たり牌である確率が1/4、Bが当たり牌である確率3/4だとすると、普通はより安全なAを切ると思います。それで4回に1回は当たってしまいますが、通算で見れば当たり回数は少ないので良しとします。

瞬の場合はBを切っています。常人から見れば、通算で当たり回数の多くなるダメな打ち方に見えます。

私が考えるに、瞬は、Aで1/4当たるときを避けようとしているのではないでしょうか。Aを切り続けていれば4回に1回は当たります。しかし、その当たるときに危険に見えるBを切れば当たらずに済みます。瞬は持ち前の感性と鍛え上げた感覚により、当たる確率を1/4よりさらに小さく、限りなくゼロに近づけようとしているのではないでしょうか。

理論を凌駕する男、沖本瞬。恐るべし!!

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posted by シルバ at 06:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 天牌名言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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